日本工業経済新聞社(山梨)
2014/09/16
【山梨】別荘地「清里の森」で木質バイオ・太陽光導入検討
県県有林課は、八ヶ岳南麓に整備した別荘地「清里の森」(北杜市)に木質バイオマスと太陽光利用システムを導入する検討に着手する。このほど検討調査業務の企画提案募集を告示した。
主な参加資格は、物品等の調査研究の有資格者。提案書の受付期間は9月24日から26日まで。
清里の森は整備後約30年が経ち、森林の高齢級化による蓄積量増大や灌木の乱立が目立つようになり、清里のイメージが損なわれる景観になりつつある。
そのため、「清里の森再整備基本計画」で目指す「別荘地としてのステータスの確立と利用者サービスの向上」を図るため、木質バイオマスと太陽光利用システムに関する基礎調査と森林整備計画の立案について企画提案を募ることにした。木質バイオマスエネルギーや太陽光発電の利活用の可能性などの検討も求める。
提案内容は@木質バイオマスの利用可能性調査の手法A伐採木収集・活用方法の提案B木質バイオマス利用施設調査―などを審査し、契約締結候補者を選定する。委託期間は来年3月20日まで。委託上限額は463万3200円(税込み)。
問い合わせは、県有林課森林利用担当(電話055―223―1656)。