トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(山梨)
2014/09/11

【山梨】県9月補正予算案に公共事業費8億円

 県は11日、2014年度の9月補正予算案を発表した。一般会計の追加額は21億7192万5000円。主な補正では、桂高校跡地整備で校舎解体やグラウンド整備に2億7000万円、新規の富士山四合目・五合目グランドデザイン策定に1283万5000円など。新規の債務負担行為では、県庁敷地整備の本館前広場整備などで15年度までの限度額5億8504万8000円を設定した。
 公共事業費については、国の補助内示に伴い8億1769万2000円を増額。緊急道路整備事業に17億2948万7000円、広域連携道路事業に12億9359万1000円、中部横断自動車道用地事務等受託事業((仮)身延山IC、(仮)中富ICなど整備)に4億600万円、国補河川改修事業に3億5743万3000円などを盛り込んだ。
 また、県単公共事業である土木施設災害復旧(豪雪で損壊した防護網などの復旧)に2億7675万円を計上した。
 桂高校は14年度末で使用が終了するため、跡地のうち新校となった桂興壌館高校のグラウンドを整備するため、既存校舎の解体費やグラウンド整備費を計上。
 富士山の四合目・五合目グランドデザイン策定では、ユネスコからの要請に応え、修景対策や来訪者の安全対策などを充実させる全体構想を策定するため調査委託料を予算化した。
 そのほかの新規事業では、バス交通ネットワーク再生計画基礎調査費に653万8000円。利便性の高いバス交通ネットワークを確立するため、移動状況の調査や幹線路線網の検討を行う。
 また、防災体制強化事業に950万9000円を計上し、被害情報などを共有するシステムの検討費や災害対策本部事務局の体制拡充(人員強化、備品購入)を行う。
 そのほかの主な補正は、県立学校屋内運動場の天井落下防止対策(韮崎高校など14校)に2141万4000円、豪雪により損壊した西沢渓谷歩道の滝見橋の復旧に615万6000円、「花子とアン」観光活用事業としてロケセットの韮崎市への移設助成に567万3000円。
 また、産後ケアセンター施設整備補助金について15年度までの債務負担行為(限度額7000万円)を設定。県補助率は2分の1であるため施設整備事業費は1億4000万円を想定している。