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建通新聞社(神奈川)
2014/09/04

【神奈川】広島市の悲劇教訓に 神奈川県が土砂災害の県・市町村調整連絡会開催

 神奈川県は、広島市で8月20日に発生した大規模な土砂災害を受け、県内市町村などと情報共有や意見交換を行うため、4日に県庁で「総合土砂災害対策県・市町村調整連絡会」を開催した。
 会の冒頭、県土整備局の志村知昭河川下水道部長は、「県は現在、6819カ所の土砂災害警戒区域を指定している。関係市町村と連携し、できるだけ早く土砂災害警戒区域の指定を完了し、対策を進めていきたい」とあいさつ。
 安全防災局の河原知徳副局長は、「ゲリラ豪雨はどこにでも発生する。空振りを恐れずに早め早めの避難勧告が出せるようにしたい。発令基準の策定がまだの市町村は早期に策定してほしい」と要望した。
 広島市の土砂災害に関する被害状況や気象状況などの情報共有を図るとともに、今後の土砂災害対策の充実に向け、意見交換した。神奈川県における大雨の特徴と防災気象情報を共有し、利活用する方法について話し合った他、神奈川県土砂災害警戒情報の出し方、 避難勧告などの判断・伝達マニュアル作成ガイドラインの作成について協議した。