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建通新聞社四国
2014/09/02

【香川】全国の伸びの1.16倍超

 国土交通省四国地方整備局は8月29日、2015年度予算概算要求概要を明らかにした。本省の一般会計予算総額は6兆6870億円で前年度予算の15・7%増。このうち公共事業関係費は同比16・2%増の6兆0121億円。同局の概算要求額は示されていないが、防災・減災やインフラ老朽化対策、地域創生などの地域課題を踏まえ全国の伸び1・16倍を上回っているとみられる。(4、5面に関連記事)
 営繕事業で高松地方合同庁舎(U期)整備(高松市)を推進。本年度に契約し15年度は杭など基礎工事を中心に進め、17年度完成を目指す。設計は日建設計(東京都千代田区)が担当。
 河川事業では那賀川長安口ダム改造事業(徳島県那賀町)で15年度に洪水吐新設に伴う放流設備や堆砂除去、肱川山鳥坂ダム建設(大洲市)で本年度に続き用地補償と付け替え道路を整備。肱川鹿野ダム改造(大洲市)で16年度の完成に向けトンネル洪水吐を15年度も継続。中筋川総合開発(横瀬川ダム)(宿毛市)は本年度の付け替え道路に続き、15年度に同整備の継続と仮締め切り工事を進める。
 道路事業は四国横断道阿南〜徳島東のトンネル工事等を推進。56号伊予インター関連(伊予市)の伊予市上吾川〜下吾川間0・3`の15年度の4車線化開通を目指す。国道11号豊中観音寺拡幅(三豊市〜観音寺市)はゆめタウン周辺を重点的に用地買収を推進。橋梁・トンネルの点検診断の支援策では四国4県に設置された「道路メンテナンス会議」を活用し老朽インフラ点検業務の一括発注などをサポートする。
 港湾関係では徳島小松島港沖州(外)地区と東予港中央地区の複合一貫輸送ターミナル整備でそれぞれ水深8・5bの防波堤整備と、耐震性を強化した水深7・5bのターミナル整備、高松港朝日地区国際物流ターミナルで航路・泊地の浚渫(水深12b)を推進する。