日本工業経済新聞社(山梨)
2014/08/26
【山梨】県峡東建設 上石森・鴨居寺工区、本年度は用地買収
県峡東建設事務所は、一般県道市之蔵山梨線(山梨市上石森・鴨居寺工区)の道路改良工事を計画している。今後、用地買収に着手し、順調に進めば来年度予算案に工事費などを要望する。同工事に係る事業費は約7億円。2018年度の工事完了を目指す。
県の13年度公共事業事前評価調書では、L860m、W6mを11mに拡幅工事を実施する。整備期間は13年度から18年度まで。
全体計画によると、13年度に詳細設計および用地測量、用地買収を予定していたが、昨年度に地元調整を行っていたため、委託業務を1年程度先送りにした。
ことしの5月下旬に用地測量A3・75万u、路線測量・附帯工作物調査各一式などの測量調査(上石森地内の1)を峡東測量設計(山梨市)へ委託。また同時期には、建物調査N17棟、営業その他の調査一式など用地調査(上石森地内の2)を東洋測量設計(甲府市)へ委託した。6月上旬には道路詳細設計(上石森地内)をブレーンズ(笛吹市)へ委託している。
同路線は、笛吹市一宮町市之蔵を起点とし、山梨市北に至る全長約11qの一般県道。上石森・鴨居寺工区間は、道幅も狭く歩道もない道路で、線形も見通しの悪いカーブがある。このため、地元住民からも早期の工事要望が出ている。