建設業労働災害防止協会千葉県支部の正副支部長ら三役一行はこのほど、7月11日付で就任した小澤真一・千葉労働局長を表敬訪問した。小澤局長は厚生労働省職業能力開発局海外協力課長などを歴任し、直近の3年間は国際労働機関(ILO)の一員としてタイのバンコクに赴任。その経験から「安全基準ひとつにしても極端な較差があり、日本はあらゆる面で水準が高いことを痛感した。特に安全対策への取り組みは、世界的にみてもトップクラス」と述べる。一方で、県内建設業死亡災害の現状については、建災防非会員による「アウトサイダーの問題が大きい」と指摘し「(アウトサイダーを)少なくしていくという意味での建災防への関与は、どこまで力が及ぶかは分からないが、出来る場所にお願いしていく」との協力を約束した。