日本工業経済新聞社(山梨)
2014/08/22
【山梨】甲府市リニア地域部会 配置案を説明
甲府市は20日、西下条公民館で「リニア活用策地域部会」(輿石修部会長)を開催。地元住民代表者や県、市職員が参加した。事務局側では、県が示している▽駅近郊の交通アクセス検討の進め方▽(仮称)甲府中央スマートICの進捗状況▽産業振興機能エリア▽駅周辺地区のゾーニング案▽展望施設整備のあり方▽導入機能の整備手法−などを説明。
今月11日に県が開催したリニア検討委員会で、@駅前広場を南北に分散A観光機能を含む憩い・交流ゾーンを一体的に配置―というB案とF案の2案を検討対象とすることを提示した件について、住民からは「(ヒートアイランド現象が懸念される)産業振興ゾーンを住居近くに設置しないでほしい」と要望した。
また市からは、認定農業者との意見交換会の結果を報告したが、住民は「農業や代替地、リニア線および周辺計画に関する意見や要望について市の意見が示されていない。回答出来るものを回答した資料がほしい」と意見をしていた。