日本工業経済新聞社(群馬)
2014/08/19
【群馬】新斎場の工程確認 建設調査特別委員会
高崎市斎場・環境施設建設調査特別委員会が19日高崎市役所で開かれ、新斎場建設工事の工程や高浜クリーンセンター建て替え事業の進捗が報告された。新斎場建設については、4棟のうち待合棟の土工事に着手しており、来年12月の完成を目指す。高浜クリーンセンターについては、環境影響評価に向けた方法書の手続きが9月上旬までに完了し、今後準備書、評価書へと手続きを進める。
新斎場建設は、研屋と清水、桑原工務店の地元3者によるJVが建築工事を受注。請負金額は18億9500万円(税抜)だった。
施設は待合室棟と火葬棟A・B棟、式場棟の計4棟で構成。7月から仮設工事に入り今月から待合棟の土工事に入った。
待合室棟の土工が終わる9月から火葬棟A、10月から火葬棟Bと1カ月ずつ遅らせて各棟が着工。そうすることで4棟の工程が極力重ならないようにし、作業員を効率よく配置する。火葬炉やその他の備品は工場で製作され、工事終盤に設置される予定。来年末にはすべての工事が完了する。
高浜クリーンセンターの建て替えについては環境影響評価に向けた準備段階。すでに、県の条例に基づき同評価の方法書の公告などが行われ、その手続きが来月上旬までに完了する。
還元施設については地元との協議が行われており、「既存還元施設の更新」「温水プールの整備」が要望として挙がったという。既存の還元施設は、野球グラウンドとテニスコート、ゲートボール場、温泉施設となっている。
このほかの要望として「放課後児童クラブ設置」「通学路のLED防犯灯」「住民センター整備」があるが、このうち放課後児童クラブとLED防犯灯については、すでに整備が完了。住民センター整備について市は「真摯に対応していく」と前向きな姿勢をみせた。
さらに、同センターへのごみの搬入路となる市道榛名225号線(さくら通り)についても、県道との接続部付近の整備を検討している。