建通新聞社
2014/08/19
【大阪】金岡東第5住宅5期に分け建替え 府住まち
大阪府住宅まちづくり部は、老朽化した府営金岡東第5住宅を5期に分けて建て替え、6期目に活用用地を処分する計画だ。総事業費は約115億円。1期目の建築本体工事は議会承認案件として、10月にも条件付一般競争入札で公告する。早ければ年内に落札者を決定し、2015年2月議会に契約議案を諮る。建て替え後の名称は堺新金岡4丁5番住宅となる。
同住宅は1967年の完成から50年近くが経過。耐震性の向上や屋内外のバリアフリー化、オープンスペースの確保が必要となり、建て替える。
計画では、既存住棟全26棟881戸を10棟770戸に集約高層化する。規模は鉄筋コンクリート造7〜14階建て。住戸面積は約32〜70平方b(1DK〜4DK)を想定。
敷地の全体面積は6・1f。うち府営住宅建て替え用地に3・5f、活用用地に1・7f、公園交換用地に0・2f、道路などの用地に0・7fを充てる。
1期棟の規模は、鉄筋コンクリート造14階建て延べ約8300平方b(130戸)。同住宅西側に隣接する堺市所管の都市計画公園「金岡東第3公園」の一部を建て替え用地に取り込み、建設する。このため1期事業で既存住棟の解体工事は発生しない。建築本体工事の工期は21カ月。
6期全体の完了は2027年度を予定。1〜5期事業で住宅の建て替えを終え、6期事業で敷地東側に発生する活用用地を処分する。