北海道建設新聞社
2014/08/12
【北海道】小樽市が20億円投じ山手地区統合小を建設−18年開校へ
緑小と最上小を統合した山手地区統合小新築を計画する小樽市は、2015年度に敷地造成に着工し、16―17年度の2カ年で校舎と屋体を建設するスケジュール想定。17年度からはグラウンドと外構も整備し、18年4月に開校する。総事業費には約20億円を試算している。
建設地は、統合校区の中心部に位置する緑小の南側隣接地で、花園5丁目2の5。市所有の旧車両整備工場跡地と小樽公園の一部を合わせた起伏のある約1万2300m²を活用する。
統合校は、普通15学級と特別支援2―4学級で構成し、児童数が400人程度の規模。校舎はRC造、4階、延べ5312m²で、地形に合わせて屈曲した特徴ある形状になる。外断熱工法を採用するほか、内部はオープン教室形式を検討している。
屋体は敷地北側にS造、平屋、1214m²の規模で建設し、校舎と渡り廊下で結ぶ。基本・実施設計は日本技建が担当している。
15年度は敷地造成に着手。高くなっている北側の敷地を南側のグラウンドの高さに近づけるため、4mほど切り下げる。5月末―6月上旬には発注し、積雪前に完成させる。
現在の緑小は、統合校の開校後に解体して小樽公園の用地に組み込む。校舎はRC造、3階、延べ4402m²、屋体がRC造、平屋、延べ734m²となっている。