建通新聞社四国
2014/08/12
【愛媛】中予家畜保健衛生所の設計を近日中
愛媛県は、老朽化・狭隘化した中予家畜保健衛生所と家畜病性鑑定所を東温市に移転新築するため、近日中に実施設計を外注する。2014年度に実施設計を行い、15・16年度で建設する。
施設は7棟で構成され総延べ床面積は2267平方b。各棟別規模は中予家畜保健衛生所棟が鉄骨造平屋672平方b。家畜病性鑑定所棟が鉄筋コンクリート造2階建て延べ988平方b。
ほか車庫棟が鉄骨造平屋108平方b、電気・機械室棟が鉄筋コンクリート造平屋108平方b、家畜の解剖・焼却棟が鉄骨造平屋156平方b、保冷施設棟が鉄骨造平屋115平方b、防疫資材備蓄倉庫棟が鉄骨造平屋120平方b。施設棟以外に車両消毒槽も設けられる。移転場所は東温市田窪743の林業研修センター東温研修地の一部。隣接地には機動隊庁舎も移転整備される。
整備に向け県は、当初予算に地質調査と実施設計費として、3420万円の事業費を組んでいる。地質調査は入札手続きが進んでおり、8月25日の開札。
県内に家畜保健衛生所は東予(西条市)、中予、南予(八幡浜市)の3カ所あり、今治市と宇和島市には支所がある。
家畜保健衛生所は、家畜衛生の普及・向上、伝染病予防など家畜の保健衛生上必要な各種試験・検査、家畜や畜産物の生産流通など畜産振興に関する業務。
家畜病性鑑定所は、家畜疾病の検査・研究、BSE検査などのほか、エコフィードや流通飼料の分析、畜産施設の環境分析などの業務を行っている。
現在の中予家畜保健衛生所と家畜病性鑑定所は、1965年に松前町昌農内641に建設。規模は鉄骨造平屋926平方b。