日本工業経済新聞社(群馬)
2014/08/08
【群馬】本年度の県営農業農村整備調査計画の事業概要
県農村整備課は、本年度の県営農業農村整備調査計画の事業概要を明らかにした。本年度は17地区で調査を進めていき、うち6地区は新規着手する。トータル委託費は4522万円を見込んでおり、来年度以降の事業化に向けて計画をまとめていく。
17地区の受益面積は計2837haで、全体調査計画費は計2億1502万円を想定している。本年度から新規着手するのは◇薮塚西部◇芳賀◇天神沼◇横尾◇上三峰◇赤城北ろく−の6地区。
薮塚西部地区では農地整備に向けて構想をつくっていく。全体調査計画費は500万円で、調査期間は2015年度までを予定。芳賀地区では農地防災を目的に特定農業用管水路を整備する。15年度までの2カ年で実施計画をまとめ、全体調査計画費は400万円を見込む。天神沼地区ではため池を整備して防災減災を図る。実施計画を15年度までの2カ年でつくり、全体調査計画費は800万円を想定している。
横尾地区では農地整備に向けて構想をまとめる。調査期間は16年度までの3カ年で、全体調査計画費は800万円を想定。上三峰地区では防災減災を目的にため池を整備する。全体調査計画費は1000万円で、15年度までの2カ年で実施計画をつくる。赤城北ろく地区では農地防災を目的に特定農業用管水路を整備する。全体調査計画費は600万円で、15年度までに実施計画をまとめる。
前年度からの継続は◇小此木(農地整備)◇上細井中西部(農地整備)◇大泉坊(用排水整備)◇中原(農地整備)◇笠張・寺後原(農地整備)◇大間々用水(水利施設整備)◇五箇谷(農地整備)◇上ノ原(農地整備)◇仙之入(農地整備)◇碓氷川流域(公害防除特別)◇沼田平用水(水利施設整備)−の11地区。このうち、上細井中西部、大泉坊、中原、笠張・寺後原、大間々用水、五箇谷、上ノ原、仙之入−の8地区では本年度をもって調査を終える見通し。小此木、沼田平用水は15年度、碓氷川流域については16年度の調査完了を目指す。