建通新聞社四国
2014/08/08
【徳島】バイオマス発電所に30億円投資
クラボウエンジニアリング部(大阪府寝屋川市下木田町14ノ41)は、約30億円を投資して「クラボウ徳島バイオマス発電所(仮称)」を12月に直営(設計・施工)で着工する予定。8月中にも施設概要を確定する。
計画では、発電設備プラント、作業員用の事務所棟、サイロなどの燃料施設、燃料の木材チップ受け入れ施設を建設する。発電規模は6200`h。年間発電量は4000万`h時。営業運転開始は2016年4月を予定。
発電は、同社が1976年に開発した流動層ボイラを使い行う。珪砂を高温に熱して閉鎖空間で燃料とともに流動化して効率よく焼却し、蒸気タービンで発電する。建設地は阿南市辰巳町の同社徳島工場内の敷地約8500平方b。
燃料は間伐材などの木質チップで、徳信(阿南市羽ノ浦町)が供給する。徳信は、社有林約2000fを保有している。