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日本工業経済新聞社(群馬)
2014/08/07

【群馬】最終工区に着工へ 神流町の麻生小平線

神流町小平地内で進む麻生小平線整備で、県藤岡土木事務所は本年度、最終工区である森戸第2工区に着工する。土工のほか、L30〜40mの橋梁の建設も計画している。現在は用地測量中で、詳しい着工時期は未定。並行して整備している小平、新神流川橋の両工区も順調に工事が進み、いずれも年度内に完成する予定だ。地元期待の幹線整備がいよいよ終盤を迎える。

森戸第2工区はL640m、W5m。主な構造物として、小平地内の沢にL30〜40mほどの橋梁を架ける。橋は工事終盤に建設する予定で、これから設計を進めて構造などを決める。
現在は、関東測量(前橋市)による用地の測量が進んでいるところ。同事務所は「まだ用地買収に至っていないので、本年度どれくらいの区間で工事ができるか未定」と話している。県の発注計画では入札時期を12月としているが、用地買収の状況によっては、年明けになる可能性もあるという。
同線は◇森戸第1◇森戸第2◇小平◇新神流川橋−の4工区で構成。総延長は2280m。森戸第1工区(L1100m)は、すでに完成。
現在、工事中の小平、新神流川橋両工区についても、ほぼ予定通りに進んでいるという。
工区名そのままである新神流川橋は、L53mの単純合成鈑桁橋で、加藤組や塚本建設など地元業者を中心に建設が進み、仕上げの段階に入った。隣接する小平工区(L480m)についても順調に整備が進んでいるそうで、予定通り年度内に完成する見通しだ。この事業は道幅が狭く、車のすれ違いが困難な状況を解消するとともに、この付近の『命の道』とも呼ばれる国道462号の代替路を確保するために計画。既存の町道麻生小平線を拡幅改良するなどして整備する。