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建通新聞社
2014/08/07

【大阪】4期に分け建替着手 府営羽曳野古市住宅

大阪府住宅まちづくり部は、羽曳野古市住宅の建て替えを4期に分けて進める計画だ。総事業費は73億円を概算。羽曳野市施行による工事用道路(古市153号線)の整備も本年度末の完成が予定されており、府の担当者は「道路整備が終わり次第、1期工事に入りたい」と話す。1期工事に向けては、本年度中に実施設計をまとめ、2015年度にも既存住棟の解体と新住棟の本体工事を発注したいとしている。
 同住宅は1965年度に建設されたもので、全棟が耐震性の低い簡易耐火構造となっている。全117棟(696戸)を11棟(481戸)に集約して建て替える計画で、1期工事では、団地内南西側の既存住棟を解体撤去した跡地に、鉄筋コンクリート造5階建ての住棟3棟(125戸)を新築する。住戸タイプは1DK〜4DK(住戸面積36〜72平方b)を想定。
 1期分の実施設計は、高橋上田設計事務所(大阪市西区)が担当。自転車置き場、駐車場、電気室、受水槽、ポンプ室、防火水槽、ごみ置き場、雨水貯留槽、外構の設計も一括して行う。納期は2015年3月13日。
 全体計画によると、敷地面積6・8fのうち、建て替えに3・1f、道路などに1・4fを利用し、残りの敷地を全て活用用地に充てる。
 1期以降は、2期に4棟、3期に2棟、4期に2棟の建て替えを予定。全体の完了は26年度になる見通しだ。
 羽曳野市が進める工事用道路の整備は、現時点で約半分を完了しており、15年3月末の完成が見込まれる。