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建通新聞社
2014/08/05

【大阪】大型下水道工事2件を1月にも公告 大阪市

大阪市建設局は、大型の下水管渠築造工事となる大隅〜十八条幹線と本町幹線のシールド本体工2件について、2015年1月にも公告することを決めた。発注方法は一般競争入札。うち大隅〜十八条幹線はWTO適用を確定。本町下水道幹線については微妙なラインとしているが、現時点ではWTO適用を見込む。
 大隅〜十八条幹線は、淀の大放水路の一翼を担うもので、菅原立坑(大阪市東淀川区菅原6丁目)から十八条下水処理場(淀川区十八条1丁目)までの延長4・1`区間の整備に着手する。実施設計はニュージェック(大阪市北区)が担当。
 内径5250〜6000_のシールド工法を想定。ルート途中には急曲線をはじめ、JR東海道本線、阪急千里線・京都線の軌道横断、新御堂筋、新幹線の高架横断がある。工期は約38カ月。
 淀の大放水路は、大野処理区と十八条処理区にまたがる最大内径7500_、全体総延長22・5`の大下水道幹線として計画。大隅〜十八条幹線は十八条処理区内に築造するもので、延長6・5`のうち、大隅東立坑から菅原立坑までの延長2・4`区間が完成済み。
 本町幹線は、本町会所(大阪市中央区本町橋2丁目)から阪神高速1号環状線(西区靭本町1丁目)までの延長約1・2`に計画。内径3500_の貯留管を築造する。周辺一帯の浸水対策を目的としており、貯留管本体の築造に併せて、既設下水管渠の改良や新設、特殊マンホールの築造も行う。工期は約36カ月。
 シールドは、北浜逢阪貯留管の既設立て坑から本町通り沿いに西に掘り進め、信濃橋交差点手前の阪神高速1号環状線の下付近に到達させる。
 近接構造物は、本町橋、国道25号御堂筋共同溝、阪神高速道路、市立本町駐車場など。途中、地下鉄堺筋線と御堂筋、東横堀川を横断する。