日本工業経済新聞社(茨城)
2014/08/02
【茨城】土浦市が荒川沖木田余線4車線化で年度内事業認可へ
土浦市都市計画課は、荒川沖木田余線整備事業で、国道354号バイパス〜県道土浦港線までの延長2030mの4車線化を進める。本年度は国道354号バイパス〜都市計画道路真鍋神林線との交差部までの延長1300mにおいて、基礎調査や予備設計、地質調査を実施するほか、年度内の事業認可を目指す。
荒川沖木田余線は、土浦市の中心市街地東側に位置し、環状道路として国道6号を補完するほか、かすみがうら市や牛久市方面へ連絡する幹線道路。2011年に全区間の整備が完了したが、JR土浦駅東側にある港橋から南側区間が幅員25m(4車線)で整備され、北側区間が幅員18m(3車線)で整備されていることから、この接続部がボトルネックとなり、特に朝夕の通勤時間帯には交通渋滞が発生している。
また終点で接続する土浦新治線(国道354号バイパス)は4車線化の事業中であり、事業が完了すれば当該路線の交通量増大が見込まれる。このため幅員18mの区間約2300mの幅員を25mに、車線数を4車線にする。
延長2030mのうち、国道354号バイパス〜都市計画道路真鍋神林線までの延長1300mをI期、真鍋神林線〜県道土浦港線までの延長730mをU期として整備するほか、県道土浦港線から港橋までの270mを県が整備する。
本年1月に都市計画決定を受け、5月30日に大栄測量設計梶i土浦市)へI期分の基礎調査を、6月24日にI期分の予備設計を三展ミネコンサルタント梶i土浦市)をそれぞれ委託。8月18日にはI期分の地質調査委託の入札を執行する。
年度内には事業認可を受け、来年度に詳細設計、測量に着手。順次用地取得に取り掛かりたい考え。