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建通新聞社(神奈川)
2014/07/30

【神奈川】リニア中央新幹線建設促進神奈川県期成同盟会 地元の受注機会拡大を

  リニア中央新幹線建設促進神奈川県期成同盟会(会長・黒岩祐治神奈川県知事)は30日、横浜市内で14年度総会を開き、地元企業の受注機会拡大などを内容とする大会決議を行った。
 黒岩会長は、「神奈川県リニア駅が降りたくなる駅≠ニなるよう、魅力ある地域づくりが必要だ。環境影響を少なくし、地元の理解を得て今年度の着工に向かってほしい」とあいさつ。
 リニア駅が予定されている相模原市の加山俊夫市長は、「全額自社負担で駅が建設される。市は、ポテンシャルを生かし、県の北のゲートにふさわしい都市づくりを進めたい」と述べた。
 来賓として出席したJR東海の金子慎副社長は「現在は、国道交通大臣からの意見を参考に、環境影響評価書を補正している。評価書作成の後に工事実施計画の認可を申請し、認可されれば速やかに着工したい」と着工への意欲を語った。
 総会決議では、円滑な事業推進が図られるという利点を踏まえて、地元企業の受注機会拡大を図ることや、▽早期着工▽全線同時開業の検討▽大深度地下利用の行政手続きを円滑に進める▽駅や車両基地設置に地元要望を反映−などを求めることを決定した。期成同盟会では、リニアの県内への建設投資額を約8400億円と概算している。