日本工業経済新聞社(山梨)
2014/07/29
【山梨】甲府駅南口、来年度から広場着工
県と甲府市による甲府駅南口周辺地域修景計画推進会議の第8回会合が28日に開かれ、事業調整を行った。工程表によると、南口再整備事業では本年度、信玄公像の西側(一般車ロータリー、駐輪場)の工事を進めるほか、信玄公像の東側(駅前広場や公共交通ロータリーなど)の詳細設計、平和通りの構造物設計、デザイン検討、八番街のアーケード撤去に着手。2015年度からは東側工事や平和通りの歩道改修などに着工する。
甲府駅南口周辺地区は、同地域修景計画に基づき、駅前広場と平和通りを県都の玄関口にふさわしい美しく風格のある景観とするために再整備する。
13年度には、信玄公像から西側の西工区(一般車ロータリー本体建設工事、地下駐輪場工事)に着工(施工は早野組・三枝組JV)。埋蔵文化財調査を終了して土工事に入り掘削が完了し、現在はコンクリート打設などを行っている。工期は14年度末までで、15年から供用開始の予定。
また、信玄公像から東側では、広場や公共交通ロータリー、舞鶴公園北通り線を整備するため詳細設計(構造物設計、デザイン検討)を行っており、デザインについては間もなくまとまる見通し。15年度の着工を目指している。
平和通りの再整備(L460m)では歩道改修や八番街のアーケード撤去を計画し、13年度から構造物設計やデザイン検討を行っている。アーケード撤去は14年度に着手する計画で、県県土整備総務課が撤去工事(アーケード撤去工L157m、W7m、撤去鋼材重量W60t、歩道平板舗装撤去工A1020u、支保工一式など)を発注し、早野組が落札。歩道改修などは15年度から着工する。