日本工業経済新聞社(群馬)
2014/07/29
【群馬】県沼田土木事務所が昭和インター線でバイパス新設
県沼田土木事務所は、昭和村森下地内を走る主要地方道昭和インター線のバイパス整備事業で現在、バイパス整備に向けた概略設計の修正を行っている。地元説明会を実施したのち、年度内にも詳細設計の委託を予定している。事業期間は本年度から5カ年程度を想定しており、来年度から用地買収を進める。
このバイパス整備は、2カ所ある主要地方道昭和インター線と一般県道下久屋渋川線との合流部分のうち、北側を起点として西に延び、南小学校の西側を通り現道と接続する昭和村の村道2003号線までを結ぶ事業。
このバイパスは、全幅9・75m(片側歩道W2・5m)で計画しており、現在は技研コンサル(前橋市)が概略設計の修正を行っているところ。
工事延長については、この修正によって変わるため、現段階では流動的。
本年度は、バイパスの修正設計を踏まえた地元説明を行い、その後に詳細設計を委託。併行して用地調査も実施し、2015年度から用地買収を進めていく。
また、バイパスの接続先である村道2003号線は、接続地点から南に下ると主要地方道昭和インター線の現道に合流する路線で、県道の規格とするための改良工事が必要となる見通し。
昭和インター線の現道は、沼田市岩本町地内を通る国道17号との接続部を起点とし、途中、一般県道下久屋渋川線との合流区間を経て関越自動車道昭和インターチェンジまでをつなぐ路線。
昭和インターチェンジ付近には昭和関屋工業団地があり、現在は通勤車両や製品を搬入・搬出する大型車両の通行が多い。
また、一般県道下久屋渋川線との合流部分は幅員がW7・3mと狭く、線形もクランク状で右折時の見通しも悪いことから、この区間を避けるようにバイパスを整備し、交通の円滑化を図る。