日本工業経済新聞社(埼玉)
2014/07/28
【埼玉】県下水道公社がタイ下水道公社と懇親
県下水道公社は23日、荒川水循環センターでタイ下水道公社(WMA)のパイロジ・サッタヤサンサクル総裁、ハタイラット・リキタヌパク副総裁、ワンナサ・ウォンペイヤク環境エンジニアの来訪歓迎会を開催した。歓迎会は、流しそうめんなど日本の伝統文化を体験したほか、施設の視察などを行い、見識を深めた。
南沢郁一郎理事長はあいさつで、職員相互派遣により両公社の信頼関係が構築されているとし「今後とも両公社の関係が緊密かつ良好なものとして発展し、友情が深まることを期待しております」と歓迎の意を表した。パイロジ総裁は「タイには下水道処理技術・知識が欠けている。埼玉県の技術力がタイをはじめ、近隣国へ広がることを期待している」と話した。
屋上で開催した昼食会は、県下水道公社職員が手作りした竹の台を使って流しそうめんを行ったほか、すいか割りを体験した。その後、3者と幹部職員が歓談、パイロジ総裁がタイの下水道に対する知識不足や考え方の問題を述べ、県下水道公社の運営体制などについて積極的に質問した。最後に施設の視察を行い、歓迎会を終えた。