建通新聞社四国
2014/07/25
【香川】高松一高全面改築で今秋設計着手
高松市は、高松第一高等学校校舎全面改築事業にあたり、施設整備の内容やスケジュールなど校舎改築の基本構想を策定した。
構想では、校舎改築の必要性や現況、施設整備について具体的な施設や校舎の高層化、改築スケジュールや概算事業費などを示した。
整備計画では、2014年内に基本設計着手、16年度末までに実施設計を完了する。並行して15年度中に別敷地にあるプール解体の実施設計を進め16年度中に解体。17年度に仮設校舎を設置した後、校舎棟(本館)の解体に着工する。18、19年度で校舎棟、体育館を建設、20年度に体育館解体。21年度で図書館、食堂を建設し同年度中の改築事業完成を目指す。
基本設計については、早ければ9月補正予算で関係事業費を計上。基本設計の選定方式についてはプロポーザルかコンペ方式などが考えられる。
概算事業費は現時点で約80億円を想定しているが、今後の基本設計内容や労務単価など建築費の動向などによる変動も考慮する。
施設整備にあたっては、限られた敷地内での有効利用を図るため、校舎は5階以上の高層化を検討。プールは体育館屋上3階に小規模なもの(25b)を整備。同窓会館の設置を検討。環境教育の観点からも屋上への太陽光発電設置―などに留意し改築計画や設計に反映する。
改築対象となる施設は、本館(鉄筋コンクリート造4階建て一部5階建て延べ6254平方b)、中館(同造4階建て延べ2705平方b)、連結館(同造4階建て延べ923平方b)、図書館(同造2階建て延べ700平方b)、トレーニング棟(同造3階建て延べ1048平方b)、一高会館(同造2階建て延べ378平方b)、自転車置場(同造4階建て延べ2329平方b)、体育館(鉄骨鉄筋コンクリート造平屋一部3階建て延べ2959平方b)、第2体育館(同造平屋753平方b)など。