建通新聞社(岡山)
2014/07/25
【岡山】総社市新最終処分場建設 9月以降に
総社市は、現最終処分場が容量オーバーすることから隣接地となる下倉3740ほかに新たに一般廃棄物最終処分場の建設を計画、現在建設へ向け県へ林地開発届を提出している。許可が下りれば引き続き最終処分場の設置申請に入る。工事発注は当初8月を想定していたが、9月以降にずれ込む見込み。水処理設備と土木工事の2件に分け発注する予定だ。発注形態については今後詳細を煮詰める。
工期は2カ年を想定、防災調整池の工事を先行整備した後に造成工事に着手、同工事に合わせて浸出水処理施設の建設工事に着手する。2016年度の供用開始を目指す。
全体総敷地面積は5・31f。埋め立て面積は1・33f、埋め立て容量は11万4000立方bとなる。処理場方式はオープン型処分場で、埋め立て構造は準好気性構造、埋め立て方式はサンドイッチ方式とセル方式の併用を採用する。
貯留構造物となる土堰堤の下流側はテールアルメ工法とし、複合堰堤を採用。土留めは工事で発生する掘削土を活用して盛土する。
遮水構造は二重遮水シート構造とし、埋め立て地法面部には遮光性保護マットを設置する。
浸出水処理施設は、生物処理+物理化学処理とし、放流量は60立方b/日、放流容量は2800立方b、放流先は桜谷川となる。
また、開発に伴う下流河川への流出水の影響を抑制するために容量2860立方bの防災調整池も設置する。
14年度当初予算に造成工事費など事業費13億円を計上した。