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日本工業経済新聞社(山梨)
2014/07/11

【山梨】林道南ア線で土砂崩落、再調査し工法検討

 県営林道南アルプス線(南アルプス市芦安芦倉)で法面上部から土石が崩落したことについて、県治山林道課は今月9日に現地調査を行い、再度崩落の可能性があることを確認。台風8号が通過後、現地を再調査する。不安定な土石や岩盤の亀裂を確認しており、安全な通行を確保するための対策工法を検討している。
 崩落が発生したのは8日午後2時半ごろ。林道起点から約15q先の第一小ワシ隧道先(夜叉神トンネル先約5q地点)の林道法面上部約40mから、幅約10m、長さ約10mにわたり崩落した。崩落土砂量は約80立方mで、林道約20m間に堆積した。
 落石によって、通行中のタクシーの屋根に小石が当たり屋根が損傷(乗客・乗員に被害なし)。林道のガードレール約20mが損傷した。崩落によって夜叉神から広河原間を通行止めにしている。復旧時期は未定。
 県では9日に現地調査を行い、崩落個所に不安定な土砂や岩盤の亀裂を確認し、再度崩落の可能性があると見ている。そのため台風8号が通過後、現地を再調査する。