建通新聞社四国
2014/07/11
【徳島】徳島東署基本構想を八千代エンジに
徳島県警察本部は7日、公募型プロポーザル方式で委託先を選定していた「徳島東警察署庁舎整備基本構想策定支援業務」について、優先交渉権者を八千代エンジニヤリング徳島事務所(徳島市)に決めた。7月中旬の契約締結を目指していく。
業務では、耐震性能を満たさない徳島東警察署の移転整備に当たり、事業計画・前提条件の整理や関係法令、開発行為などの手続きに関する条例などの整理、建設計画の整理、事業手法の検討、事業課題の整理、PFI事業も含めた複数のモデルプランの作成などを求める。建設候補地は今後確定させていく。また、業務の履行期限は2015年3月27日までだが、その間9月30日までに中間報告を求めることにしている。
同署本館の既設規模は、鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て延べ5747平方b。庁舎の構造や老朽状況から既設の耐震改修は困難との考えから、12年度から有識者会議で在り方検討を進めた結果、13年6月には事件・事故、災害発生時に迅速・的確に対応できる場所に、津波などの災害に備えた構造で、来庁舎の利便性を考慮したバリアフリー化などを施した施設を、民間資金を活用した建築手法も視野に入れ整備するべき―といった提言が示されていた。