日本工業経済新聞社(山梨)
2014/07/10
【山梨】NEXC0中日本八王子支社の山梨県関係14年度事業のポイント
中日本高速道路梶iNEXCO中日本)の八王子支社は、2014年度の山梨県内事業のポイントを、7日に開かれた県高速道路整備促進期成同盟会で説明した。安全性の向上に向けては、橋梁やトンネルなどの剥落対策や標識の落下防止対策などを推進。スマートICの設置では、富士吉田北(仮)および笛吹(仮)で用地買収を行い工事に着手する。談合坂(仮)では用地買収を進める。
スマートICは県内3カ所に設置を計画。富士吉田北は11年3月28日に国の事業認可を得ており、14年度は用地買収および工事着手を予定する。設置協定上の完成予定は15年3月31日。笛吹は12年4月20日に認可を取得。14年度は用地買収を進めて着工する。協定上の完成予定は16年3月31日。談合坂は13年6月11日に事業認可を取得し、14年度は用地買収を行う。協定上の完成予定は17年3月31日。
安全性向上に向けた取り組みでは@中央道笹子トンネルの老朽化した照明設備や非常用設備などの更新A橋梁やトンネルなどの剥落防止対策や標識などの落下防止対策、老朽化した橋梁の補強や現行基準適合型防護柵への更新―などを実施する。
防災対策では、中央道の談合坂SAや初狩PAへの自家発電設備の設置を進める。
小仏トンネル付近の渋滞対策では、首都圏渋滞ボトルネック対策協議会のワーキンググループで効率性・即効性のある対策を検討。6月30日のワーキンググループでは、現行2車線の上り線に1車線を付加する対策案が示された。路線の付加には新たなトンネルが必要になる。
休憩施設の改築では、双葉SAのお手洗いを改修する。環境への貢献では、談合坂SAに電気自動車用急速充電システムを上下線に1基ずつ設置する。
八王子支社では、県内の高速道路(中央道上野原IC〜小淵沢IC間100・1q、大月JCT〜河口湖IC間22・5q、中部横断道双葉JCT〜増穂IC間16q)と一般有料道路の東富士五湖道路(13・8q)の合計152・4qを管理している。