静岡県建設業協会(木内藤男会長)は、7月24日に富士宮市の富士教育訓練センターを視察する。本年度に建て替え工事着手を目指す同センターについて、施設の充実強化の必要性を確認するのが目的だ。
同センターの建て替えに対して、全国建設業協会が費用の一部を負担することにしている。県建協としても全建を通じて資金の拠出を予定しているため、今回、施設の現況と教育訓練の実態を視察することにした。
視察には、理事・監事の他、各地区協会専務理事・事務局長、県建協事務局合わせて約30人が参加する。同センターでは当日、群馬、千葉両県建協主催の高校生安全衛生教育(サマー体験学習)の50人をはじめ、企業や団体の計約200人が在所し、さまざまな教育訓練を行っている予定だ。
国土交通省が昨年暮れにまとめた「富士教育訓練センター充実強化の具体化に向けた検討委員会報告」では、同センターを「建設業界における拠点となる広域的職業訓練施設」と位置付け、施設の老朽化、耐震化対策、施設整備による機能の充実強化を図る方向を示していた。
(2014/7/9)
建通新聞社 静岡支社