日本工業経済新聞社(埼玉)
2014/07/09
【埼玉】埼玉県電業協会が安全大会開催
県電業協会は2日、建産連研修センターで安全大会を開催した。
あいさつに立った島村会長は「一人ひとりが気を引き締め、安全に向かって行かなければならない。数多くの工事が発注され人手不足になりつつあり、工程管理のシワ寄せが電気や管工事などの専門工事に来る可能性がある。かといって安全に影響が出てはならない。もし安全に差しさわりが出るような無茶な要求があった場合、情報を寄せていただきたい。私たちの職種は、現場が主役でなくてはならない。現場に出入りする各自が主役になれるよう、本日の安全大会を再確認の良い機会としていただきたい」と安全第一を呼び掛けた。
続いてさいたま労働局の星野定美健康安全課長が労働災害の現況・事例などを解説。今年に入って小規模事業所で中高年の長期経験者が1カ月以上の休業災害に遭っている状況を示し、慣れや油断、ケアレスミスによる災害を防ぐようリスクアセスメントを呼び掛けた。
安全講話では、日本電設工業会から伊藤幸夫氏と斉藤篤氏を招き「電気設備工事で注意すべき事項」と題し、感電事故防止を中心に勉強し、最後にスローガンを全員で唱和し、安全大会の幕を閉じた。