北海道建設新聞社
2014/07/08
【北海道】札幌市が豊平川通の南北延伸で実現可能なルート案絞り込みへ
札幌市市民まちづくり局は2014年度、豊平川通南北延伸の実現可能なルート案を詰める。関連業務の受託者を公募型プロポーザルで選定することにし、29日を期限として企画提案書の提出を求めている。
豊平川通の南北延伸についてはこれまで、河川条件や地形・建物などの沿道条件を踏まえ、堤防沿いに延伸した場合の概略ルートを検討するとともに技術的な課題を探ってきた。今後はこれらの延伸区間や道路構造などを詳細に検討し、実現可能なルートを選定していく考えだ。
14年度はこれに向けた検討業務を実施。北伸(南7条大橋以北の左右岸約4`)は、交通量の推計、解析のほか、それぞれを対面通行とするのか一方通行とするのか、車線数・車線運用を比較検討し、候補案3案以上から1案程度に絞り込む。
一方の南伸(藻岩橋以南の左岸5`)については、真駒内通や五輪通、川沿石山連絡線との交差構造の概略検討と実現可能性を整理。6案以上ルート案を抽出した上で、イメージ図付きの候補3案程度を絞る。
南伸については、検討区間の一部が国道230号に近接するほか、公園にぶつかる部分もあり、単純な延伸は困難。高架化や迂回ルート確保、交差点だけの改良なども考えられ、複数案の中から適切なルートを導き出す意向だ。
委託費は1300万円程度。8月1日の1次審査、4日の2次審査を経て最優秀案を選定する。