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日本工業経済新聞社(群馬)
2014/07/07

【群馬】延べ16橋ずつで下部工上部工

 県道路整備課は、本年度に整備する橋梁をまとめた。11橋梁で設計を進め、下部工と上部工には延べ16橋ずつとりかかる。目玉は主要地方道寺尾藤岡線バイパスの新鏑川橋で、昨年度に引き続き下部工を推進する。上信自動車道関連での橋梁整備も多く、沼尾川橋梁や岡崎IC橋梁などで整備を進める。また、補修工事は県内各地で約150橋を対象に実施する。

 目玉となる新鏑川橋は橋長431m、鋼6+3径間連続少数鈑桁橋の長大橋。6径間部分が293m、3径間部分は138mで計画されている。昨年度末にP7、P8橋脚工事を発注しており、本年度も引き続き橋脚2基の工事発注を予定している。
 同橋梁を含む主要地方道寺尾藤岡線バイパスは、高崎市根小屋町の現道から、一般県道金井倉賀野停車場線などを経由し、新鏑川橋を架橋し一級河川鏑川を渡河、藤岡市篠塚の藤岡都市計画道路中上大塚線へと至る全体延長2700mで計画。高崎市と藤岡市の連携強化、交流促進、高速道路、公共交通機関へのアクセス強化のほか、大学や病院、商工業施設などの利便性向上、渋滞緩和による沿線環境の改善を図るため建設する。2011年度から補助事業化しており、20年度での完成を目指している。当面の間、本県を代表する橋梁整備となりそうだ。
 地域高規格道路となる上信自動車道(渋川市〜長野県東御市)関連では、国道145号吾妻西バイパス(東吾妻町厚田〜松谷)で万木沢橋(67m、鋼単純細幅箱桁橋)と鳶ヶ沢橋(63・2m、PC単純箱桁橋)で下部工、吾妻川大橋、新石上橋、新大国橋の3橋では設計を進める。
 国道353号祖母島箱島バイパス(渋川市祖母島〜東吾妻町箱島)では、沼尾川橋梁(139m、鋼3径間連続少数鈑桁橋)で下部工と上部工、岡崎跨道橋(25m、PC単純ポステン中空床版橋)と岡崎IC橋梁(92m、鋼単純下路ランガー橋)で下部工、金沢川橋梁で設計と下部工を実施。このほか、箱島跨道橋、鳴沢川橋梁、箱島IC橋梁、箱島IC出口橋、箱島IC入口橋−の5橋でも設計を進める。
 このほか、渋川管内で1橋、伊勢崎管内で4橋(埼玉県施工の上武大橋含む)、高崎管内で1橋、藤岡管内で3橋、富岡管内で1橋、安中管内で2橋、中之条管内で1橋、太田管内で1橋、桐生管内で1橋、館林管内で5橋の整備を推進する。