建通新聞社四国
2014/07/08
【愛媛】中山スマートICは19年度完成目標
伊予市は、(仮称)中山スマートインターチェンジ(IC)建設の実施計画を地区協議会で示し、完成目標時期は2019年度中であると明らかにした。現在は実施計画書案を国土交通省や西日本高速道路に提出した段階。最短で9月ごろになる見通しの松山自動車道への連結許可が出れば年度後半に詳細設計を外注する。
ICの設置場所は双海町上灘で国道56号から600b西へ入った地区。概算工事費は用地費を含み19・2億円で、うち4・4億円を市が負担する。形式はETC搭載車専用のハーフランプ型で松山方面昇り線へのINと内子方面下り線へのOUTのみ可能。今後のスケジュールは、14年度に地区協議と詳細設計、15・16年度に用地取得、16〜19年度に工事。ゲート本体と自動車道への接続は西日本高速道路が担当する。基本設計は五星松山支店(松山市)が担当した。
一方、市は上記以外の予算を投入し国道56号とゲート2カ所を結ぶ接続道路となる市道日尾野引坂線の道路改良を担当する。概要は延長約800b区間で現幅5b・1車線を5・5(7)b・2車線に広げる拡幅と一部線形改良。こちらの工事費と施工年度は確定していない。
地域住民は、緊急搬送や災害時輸送ルートの多重性が確保できると期待しており、将来的には56号沿いのクラフトの里を道の駅に整備し活性化につなげたい考えだ。