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建通新聞社四国
2014/07/08

【香川】高松市ヨット競技場の基本設計完了

 高松市が進める、市立ヨット競技場再整備の基本設計が完了し、施設の概要や配置計画、整備スケジュールなどが明らかになった。
 競技場の中心施設となる艇庫・クラブハウスの規模は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ約1348平方b。1階に艇庫をオープンスペース化し高層部を設け、トイレ・更衣室を設置。2階は会議室の他、見学や瀬戸内海を眺望できる展望テラス、会場監視室を備える。外観は瀬戸内海と調和する波をイメージした緩やかな屋根を設け、白を基調とした無彩色で海をイメージする青をポイントとしたデザインとなっている。
 その他の施設は、クルーザー置場53艇、ディンギー置場(平置き91艇、縦置きラック30艇)、駐車場68台分と駐輪場80台分を整備する。敷地面積は9518平方b。場所は浜ノ町67ノ1。
 再整備にあたっては、現施設のハード部分の問題点であるヨットのマストを付けたまま搬入可能な艇庫の開口高確保、ヨット保管数の拡充など「利用者の視点に立った施設整備」。「立地環境を活かした特色のある施設整備」。LED照明や太陽光発電型外灯器具の採用など「環境に配慮した人にやさしい施設」。整備コストや維持管理コストの低減で「将来世代への負担の軽減、効果的・効率的な整備」に努める。
 整備スケジュールでは、実施設計を2014年度末までに完了させ、15年度第1四半期中に既存施設の艇庫棟などを解体、引き続き第2四半期に解体跡地に艇庫・クラブハウスを建設、その他の施設も含め工事に着手、16年6月頃の完成を目指す。
 基本設計は、四電技術コンサルタント(高松市)が担当、引き続き実施設計も行う。