日本工業経済新聞社(山梨)
2014/07/04
【山梨】山中湖村橋梁長寿命化修繕 11橋の設計委託を準備
山中湖村生活産業課は、来月中にも「橋梁長寿命化修繕計画」にともなう設計業務委託(11橋分)を、指名競争入札により発注する。同設計委託には、耐震補強8橋、耐震補強および補修橋2橋、ボックス化1橋などが含まれており、近く一括発注あるいは分割発注にするのかを決める。村では本年度から3カ年で橋の耐震補強、維持、ボックス化工事を実施していく。
本年度に設計委託する橋のうち、耐震補強は、▽無名橋3(平野70号線、L11m)▽無名橋6(山中29号線、L6m)▽無名橋7(平野49号線、L6m)▽無名橋10(平野56号線、L12m)▽無名橋11(平野56号線、L8m)▽上二之橋(山中32号線、L7m)▽無名橋23(山中46号線、L20m)▽無名橋26(関係路線無し、L7m)−8橋。
耐震補強および補修は、▽無名橋4(平野25号線、L7m)▽無名橋8(平野48号線、L9m)−など2橋。ボックス化は、▽無名橋9(平野48号線、L5m)が1橋となっている。
また本年度内に、無名橋14・15・16・25・27・29〜31まで維持工事を行うが、橋の清掃やガードレール修繕が大半。小規模な工事のため、庁内などで対応する。
同村が管理する橋は30橋(2013年度末)で、建設後50年以上経過した橋は1橋もない。ただ20年後の2023年度には70%となり、建設後50年以上経過する橋が半数以上を占める。
限られた予算の中で効率的に橋を維持していくため同村では、アセットマネジメント手法を導入し、従来の対症療法型(事後保全管理)から予防保全型(長寿命化型管理)へと管理手法を転換することにした。