静岡県は、リサイクル製品の利用促進とリサイクル産業の育成を目的とした「静岡県リサイクル認定製品」の活用で、2014年度のモデル工事を28件に適用する方針とし、このうち対象製品などが固まった清水港折戸緑地整備工事<敷地造成工>など12件を明らかにした。
県は、建設関連で認定されている「静岡県リサイクル認定製品」の使用を義務付けるモデル工事の試行を10年度に開始。土壌改良材や地盤改良材、透水性舗装用平板などの再生土木資材を、土木・農林工事に適用した。
モデル工事では、発注段階で特記仕様書の中に「静岡県リサイクル認定製品」の使用義務を明記する。14年度のモデル工事として、現段階で発注を確定しているのは12件となっている。
リサイクル認定製品の多くが土壌改良材や地盤改良材、型枠など再生土木資材が中心であるため、道路工事や治山工事などが対象となっている。事務所別の件数は、島田土木が3件、清水港管理局が1件、焼津漁港管理が1件、東部農林が3件、志太榛原農林が3件、中遠農林が1件となっている。
今後、土木事務所や農林事務所が「施工基準を踏まえ、リサイクル認定製品の使用が可能かどうか」を判断し、引き続き対象案件を抽出して順次発注手続きを進める。
(2014/7/4)
建通新聞社 静岡支社