匝瑳市と山武郡横芝光町の一部を受益地域とする基幹水利施設ストックマネジメント事業の大布川地区が事業計画決定し、県から告示された。同地区は2014〜18年度の5か年で総事業費12億8740万円(うち工事費11億8600万円)を投入し、大布川排水機場の設備更新や放水路工などを実施する。本年度は事業費1435万円で全体実施設計などを行う。
同地区は、県営湛水防除事業により大布川排水機場を整備。その後、国営かんがい排水事業により大布川排水機場の上流水路(幹線排水路)が整備された。既存施設は供用開始後30年以上を経過しているため老朽化が激しく、経年変化による劣化も進んでいる。
このため、機能診断調査結果に基づいて作成した機能保全計画による対策工事を実施し、施設の延命化を図ることにした。受益面積は957・3ha(田663・1ha、畑294・2ha)。