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日本工業経済新聞社(群馬)
2014/07/02

【群馬】伊勢崎市の橋梁補修工事は2橋に着工

 伊勢崎市は、本年度の橋りょう維持事業で2橋の工事、3橋の設計に着手する。工事はそれぞれ9月中に契約できるよう発注していく考え。設計は工事よりも少し早めに一括で委託する予定。本年度の設計および工事費には1億2400万円を計上している。これから積算に取りかかり、具体的な工事や設計内容を決定する。対象橋梁は工事が間之山橋と島北橋。設計は磯義橋、新竹橋、龍宮橋となる。なお、本年度の橋梁点検業務については、すでに委託済みとなっている。

 市が進めている橋りょう維持事業は、橋梁長寿命化修繕計画に基づき実施している。修繕計画では、市が管理する橋梁624橋のうち、L15m以上の110橋を対象とし、2012年度から今後50年間で54橋の修繕や補修を実施する。
 本年度は、2橋の工事と3橋の設計に着手する。現在は、予算などの調整を進めているところ。これから河川占用許可申請手続きなどを行い、9月中の契約を目指して各橋梁の一般競争入札を公告する。設計は、それよりも少し前に一括で委託する方針。
 工事を行う間之山橋は、1970年に市道(伊)2−19号線上の粕川へ架設されたL59・40m、W6・9mの2径間T桁PC橋。工事は各下部の耐震補強に向けた落橋防止チェーンを設置し、橋面補修を行う。
 島北橋は、68年に市道(境)2−34号線上の韮川へ架設されたL37・90m、W4・5mの2径間T桁PC橋。工事は伸縮装置の更新と橋脚部の根固め工となる。このほか、橋面補修も実施する。他方、設計を進める磯義橋は、73年に市道(伊)2−22号線上の韮川に架設されたL15・30m、W8mのI桁鋼橋。新竹橋は76年に市道(伊)2−31号線上の韮川に架設されたL25・60m、W7mのI桁鋼橋。龍宮橋は76年に市道(伊)2−21号線上の広瀬川に架設されたL85・70m、W7・5mの4径間T桁PC橋となっている。