建通新聞社(神奈川)
2014/06/27
【神奈川】神奈川県警 自動車運転免許試験場整備 PFI特定事業に選定
神奈川県警察本部は27日、「神奈川県警察自動車運転免許試験場整備等事業」のPFI事業について「特定事業の選定」を公表した。PFI事業として実施する場合の公共負担額は227億1847万円で、県が直接事業を実施する場合の負担額(259億2946万円)より32億1099万円(12・38%)の公共負担軽減になるとしている。近くPFI入札を公告し、事業者を特定。県議会の議決を経て2015年7月に事業契約を締結する。
建設場所は、第一事業用地が旧がんセンターと元衛生研究所の跡地。所在地は横浜市旭区中尾1ノ1ノ2で、敷地面積約2万7530平方b。新築する建物は新館(本館棟)などで規模は4階建て延べ約2万4500平方b。
第二事業用地は現施設。所在地は旭区中尾1ノ3ノ1で、敷地面積約7万5770平方b。現本館棟が、新たな建物に移転した跡地を技能試験コースに改修する。コース整備のほか、技術試験待合棟(2階建て延べ約2200平方b)を新築する。
事業契約締結後、設計を15年7月〜16年10月に作成。本館棟などの建設と関連業務が19年1月まで。同年2月から39年3月まで維持管理・運営を行う。
PFIの方式は、事業者が施設を設計・建設後、所有権を県に移転。その後の維持管理を受け持つBTO方式。
県は開催中の県議会で、6月補正予算として237億2807億円の債務負担行為設定を諮る。