日本工業経済新聞社(山梨)
2014/06/27
【山梨】リニア駅周辺整備基本方針(その1)はUG都市建築・オオバJV
県リニア推進課は、甲府市大津町に計画されているリニア駅の周辺整備基本方針策定業務(その1)の公募型プロポーザルで、鰍tG都市建築・潟IオバJVを選定し、契約した。業務では、導入機能の配置や交通アクセスを検討し、駅前広場や駐車場、主要道路、公園緑地、調整池、水路、造成、景観などの基本計画を作成する。新駅駅舎内の整備方針も作成し、概算事業費も算定する。
この業務のほかに駅周辺では、「整備手法」の検討に関する業務の一般競争入札の手続きを都市再生機構(UR)東日本都市再生本部が進めており、これらの業務成果や有識者などによる検討委員会の意見などを基に県では、2014年度内に駅周辺整備基本方針をまとめる。
今回委託した基本方針策定業務(その1)では、交通アクセスおよび基盤整備の基本計画を作成する。内容は@交通施設計画(駅前広場、駐車場、主要道路など)A公園緑地計画B排水施設計画(調整池、水路など)C造成計画D景観計画Eその他の施設計画。履行期間は15年3月13日まで。
プロポは6者が参加。実施方針や留意事項対策案、駅周辺地区外側エリアのあり方など提案を求めた事項で評価が最も高かったUG都市建築・オオバJVを選定した。契約額は1248万4800円(税込み)。
リニア駅の周辺整備を担当する県では、有識者などによる検討委員会を設置し、駅周辺の土地利用方針などを検討している。検討委員会に県が示した案によると、駅周辺地区(駅からおおむね200m〜300mの範囲)に配置する機能の規模は約24hで、駅前広場、パーク&ライド方式の駐車場、区画道路、文化観光施設などの配置を見込んでいる。