北海道建設新聞社
2014/06/25
【北海道】日本郵便が札幌・東雁来に「メガ物流局」ー近く調査着手へ
日本郵政グループの日本郵便(本社・東京)が、札幌市東区東雁来の約5万m²の敷地に「メガ物流局」と呼ばれる大規模な郵便施設を新設する方針であることが明らかになった。全国各地から集まる郵便物や宅配便を集中的に処理し、短時間で目的地に配達できるようにする施設。近く工事に向けた調査に着手する。
道央自動車道札幌ICに近い、東雁来8条3丁目の分譲用地5万1000m²を市から取得した。7月末から10月末にかけて現地で地質調査と測量調査を実施する。20日付で、札幌市東区内敷地地質調査を一般競争公告した。
着工に向け、特別金利の適用や税制面の優遇措置を受けるため、このほど道に企業立地促進法に基づく認定を求めた。日本郵便では「調査の実施は決まっているが、詳細について現時点ではコメントできない」(広報室)としている。
日本郵便は2018年度をめどに、全国の主要エリアにメガ物流局を配置する計画を持っている。大手運輸会社に比べて弱い、宅配便配送分野の強化を図るのが狙い。高速道路の出入り口近くなど物流効率が良い場所への立地を目指し、各地で準備を進めている段階だ。