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建通新聞社
2014/06/25

【大阪】府立初の中高一貫校 富田林で併設型検討

大阪府教育委員会は、併設型の中高一貫校を富田林高校に設置する方向で検討に入ることを決めた。今後、プロジェクトチームを立ち上げ、設置形態や設置時期などについて検討した上で、今秋をめどに教育委員会議に設置計画を諮る。連携型の中高一貫校は2校あるが、併設型の府立高校は初めてとなる。
 同構想は、地元の要望を踏まえた取り組みで、6月20日の教育委員会議で「南河内地域における中高一貫校設置に向けた検討について」として報告があった。
 プロジェクトチームは、府教委の高校再編整備課の職員と富田林高校の教職員で構成。現在人選を進めており、中高一貫校の教育方針、設置形態、設置場所、設置時期などを検討する。
 府立の中高一貫校は、能勢と柏原東の2校で連携型を実施中。敷地内に新たに中学校を設置する併設型は初めての試みで、富田林高校への導入が決まった場合、既存校舎を改修、改築して中学校機能を新たに設けることになる。
 3年後の開校を一つの目安とするが、詳細な時期は今後詰めていく。
 富田林高校は5年前の学区再編で、他校との競合が激化し、生徒が流出。最近、学区が廃止されたこともあって、生徒を呼び戻すための新たな取り組みについて、地元やOBが同校の中高一貫校化の要望を強めていた。