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建通新聞社四国
2014/06/24

【高知】新橘トンネルWTO対象で

 国土交通省土佐国道事務所は、国道33号の高知〜愛媛県境に新橘トンネルを建設するため、10月以降の入札に向けて準備を進めている。四国地方整備局からの発注で、技術提案段階選抜方式二封筒事後審査型総合評価落札方式を採用する見込み。WTO対象で50億円以上の工事規模となる。
 技術提案段階選抜方式二封筒事後審査型総合評価落札方式は、競争参加者を公募した上で、総合評価により技術者評価、企業評価と技術提案1テーマを加算し、評価点の高い参加者を指名する。指名参加者は、入札書と技術提案2テーマ目を同時に提出し、開札後に2テーマ目の技術提案書を審査し落札者を決める。高知県内では、2013年度に開札した橘川トンネル工事に続く2例目となる。
 概要は、延長1877b、全幅10・25b(片側歩道2b)、規格3種3級の2車線道路。設計速度は60`。工期は39カ月で、2017年度末の完成を目指す。場所は仁淀川町橘〜愛媛県久万高原町中津。
 新橘トンネルは、一般国道33号橘防災の事業として整備。大雨による事前通行規制区間のうち、県境付近の大規模岩盤崩落危険箇所と大規模地すべり危険箇所が連続する区間をトンネルで回避し、安全性を確保するため、延長2`のバイパスを新設する。18年度の開通を予定。