建通新聞社四国
2014/06/20
【愛媛】県6月補正案に60.4億円追加
愛媛県は、一般会計6月補正予算案として60億4631万円を追加計上し、23日から開かれる6月県議会に上程する。これにより当初からの累計では6131億0631万円となり、対前年度同期比では1・3%増となるほか、普通建設事業費も33億1340万円増の939億0741万円で3・7%増となる。会期は7月9日まで。
補正内容は、「公共事業の追加による県内景気の下支え」を図るために44億1424万円などを計上したほか、「キウイフルーツかいよう病被害への緊急対策」「実需の追求など重要課題への対応強化」を柱に策定されている。
公共事業関連の内訳は、漁港建設費として深浦漁港(愛南町)防波堤など3カ所の県工事や有太刀漁港(西予市)機能保全計画策定、来島漁港(今治市)測量設計に6978万円。
道路改築事業の5カ所に7億1960万円、橋梁補修事業の68カ所に4億1229万円、災害防除事業の9カ所に2億6842万円、舗装補修事業の39カ所に4億7885万円。地域高規格道路大洲・八幡浜自動車道整備に4億3158万円。
河川改修の8カ所に3億0718万円、海岸保全施設整備の8カ所に1億6303万円、通常砂防事業の7カ所に2億1831万円、地すべり対策事業の2カ所に5456万円、急傾斜地崩壊対策事業の6カ所に1億4474万円。
JR松山駅付近連続立体交差事業に6億9832万円、都市計画街路事業の3カ所に2億1342万円など。
その他では、東温市(2カ所)と西予市(1カ所)の放課後児童クラブ整備の補助に625万円。医療施設のスプリンクラー整備39カ所の補助に7億6163万円。障害福祉施設のスプリンクラー整備9カ所の補助に4525万円。特別養護老人ホームなどの新規開設補助として、小規模施設17カ所と広域型施設2カ所に1億1713万円を計上している。