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建通新聞社四国
2014/06/20

【香川】11橋で橋梁台帳記載漏れ

 6月7日に国道377号で発生した跨道橋からのコンクリート片の落下事案を受け、県は同様のケースが考えられるとして緊急調査を実施。国道377号の跨道橋を含めた11橋で橋梁台帳の記載漏れが判明した。
 6月7日に国道377号の三豊市山本町辻の跨道橋下の歩道で地元住民がコンクリート片(25a×6a×4a)1個と1〜3a角11個のコンクリート片を発見。コンクリート片が剥離し落下したものとみて、県は安全確認のための通行規制と近接目視点検や打音調査を実施した。
 県は同跨道橋が橋梁台帳の記載漏れにより、5年に1度のペースで行う定期点検から漏れていたものとして同様のケースについて緊急調査を行った結果、11橋が記載漏れだったことが分かった。
 橋梁台帳に記載漏れの11橋は、▽高松長尾大内線無名橋(さぬき市寒川町石田東、建設年次1980年ごろ)▽水主三本松線無名橋(東かがわ市大内、89年ごろ)▽高松長尾大内線(仮称)春日跨道橋(高松市春日町1380ノ2、2000年8月)▽千疋高松線無名橋(高松市香南町505ノ5、85年ごろ)▽綾歌綾川線無名橋(丸亀市綾歌町栗熊東、建設年次調査中)▽国分寺中通線無名橋(まんのう町川東511ノ128、調査中)▽国道377号無名橋(三豊市山本町辻、調査中)▽同無名橋(同、65年代後半)▽同(同、65年代後半)▽観音寺池田線無名橋(三豊市財田町財田上、調査中)。
 11橋のうち6月7日にコンクリート片の落下が発生した跨道橋と近接する2橋について、県は落下発生後に近接目視点検と打音調査を実施。橋梁台帳に記載の無かった残り9橋も緊急に目視点検を行った。今後、各土木事務所で定期点検レベルの調査を行う、としている。