北海道建設新聞社
2014/06/19
【北海道】13年の道の駅利用者が3143万人に−道内114カ所、観光に貢献
北海道開発局は18日、道内にある道の駅の2013年の利用者が3143万人だったと発表した。直接消費額は261億円に上り、3200人の就業者を誘発したと推計。地域の観光振興に大きなインパクトを与えていることを示した。
開発監理部の今日出人次長が開発局の観光振興に関する取り組みを説明した。道内に114カ所ある道の駅の利用者は増加傾向にあり、03年の2038万人から12年に3064万人と初めて3000万人を突破。13年はそれを2.6%上回った。
また、外国人向けサイクリング観光の振興で自治体や観光協会などと連携し、ルートの設定や受け入れ体制整備などの取り組みを説明。台湾の愛好者に実施したアンケート結果から、積極的な情報発信や関連施設の充実を目指す方針を示した。
これに関連し、9月に台湾の関係者を招き、十勝管内でサイクリングコースを体験走行してもらい、課題や情報発信の方法などを調査する。
このほか、外国人観光客が道内で購入した生鮮品を母国に宅配できる「海外おみやげ宅配便」は、12年9月のサービス開始以来、ことし5月末までに576個を香港やシンガポール、台湾に発送した。みやげ店やホテルなど55店がサービスを導入し、好調な利用が続いているとした。