建通新聞社四国
2014/06/17
【香川】第2四半期入札へ早急に公告準備
香川県は、県道円座香南線道路改築橋梁上部工の第2工区を第2四半期に入札執行できるよう早急に公告の準備を進める。県総合評価委員会の審査で技術提案の評価を含む工事の落札決定基準についての審査で「適切である」との判断を踏まえた。同上部工は国道32号を跨ぐ鋼非合成箱桁橋で施工延長は143・5b。県道円座香南線の橋梁上部工は高松道高松西IC側の第1工区を発注済みで今回はこれに続く第2弾。2014年度に高松空港に向かって第3工区(PC中空床版橋)を発注する予定で、施工位置、施工方法などを巡り検討している。
橋梁上部工第2工区は、第1工区の南側に続く国道32号を跨ぐ。建設地は高松市西山崎町。工期は約19カ月を見込み、制限付き一般競争入札(総合評価)で発注する。
県道円座香南線(中間工区)は高松市中間町の県道三木国分寺線から同市岡本町、県道岡本香川線をつなぐ延長3`。平面暫定4車線(2・2`)、部分高架2車線(下り線)+側道2車線(0・8`)。国道32号、琴電琴平線などを高架する橋長573・8b。
上部工第1工区(PC中空床版橋)、第2工区(鋼非合成箱桁橋)に続き、高松空港側に向かう橋梁の上部形式は、橋梁下部工の第1工区と第4工区に架かる区間がPC中空床版橋。第4工区と第5工区間の県道高松琴平線を跨ぐ区間はPCコンポ橋。橋梁下部工第5・3・6・7・8工区間はPC中空床版橋3区間と、途中、琴電琴平線区間がPCプレテン床版橋となる。
県は橋梁上部工第2工区の他、14年度の発注予定に第3工区(高松市西山崎町)を盛り込み、第2四半期に制限付き一般競争で入札する。残りの上部工も橋梁下部工の進捗を見つつ発注時期を検討する。
一方、橋梁下部工は第1〜6工区(発注済み)に続き14年度に第7・8工区を公告。7月3日に開札する。7工区は上り下りのRC橋脚2基(張り出し式)と場所打ち杭12本。8工区は橋梁下部工が上り下りのRC橋脚4基、橋台2基(上り・下り)。場所打ち杭8本。このほか補強土壁など擁壁工を進める。
県は橋梁下部工で今回の7・8工区に続き琴電琴平線を跨ぐ区間に位置する第9工区(下部工2基)と10工区(下部工2基)を制限付き一般競争(総合評価方式)で第4四半期に入札する考え。