建通新聞社
2014/06/12
【大阪】正蓮寺川公園整備 森巣橋上流部7fを先行
大阪市建設局は、阪神高速淀川左岸線の上面に計画する正蓮寺川公園について、森巣橋から上流側の約7fの整備を先行する方針だ。本年度は先行エリアの基本設計を作成し、2015年度以降の詳細設計、工事に備える。また、6〜7月には地元との連絡協議会を開き、基本計画を説明。理解を得た上で、基本設計を進めたいとしている。基本設計は公告済みで、7月9日に開札。同月16日に委託先を決定する。
先行エリアは、大阪市此花区四貫島2丁目と同区伝法2丁目に架かる森巣橋から上流側で、高見公園南端(福島区大開4丁目)までの延長1・1`区間約7f。
基本計画素案によると、上流側から「花見・紅葉の丘ゾーン」「交流ふれあいゾーン」「にぎわいの広場ゾーン」「野草観察ゾーン」の4ゾーンを設定。
散策園路、桜と楓の丘、歩行者専用道、キッズコーナー(複合遊具、プレーウォールなど)、桜並木、トイレ、東屋(あずまや)、ストレッチ広場、多目的芝生広場、イベント広場などの施設導入が見込まれる。
同公園は、地下化した正蓮寺川と阪神高速淀川左岸線(T期区間)の上面に整備するもので、正蓮寺川の上〜下流部に至る総延長2・5`、総面積約18・8f。幅40〜90bの細長い公園となる。
07年度に事業認可を受け、13年度に基本計画素案を作成するとともに、地元住民とのワークショップやアンケートを実施。今後、基本設計に着手し、20年度までの完成を目指す。場所は大阪市此花区伝法1丁目他。