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日本工業経済新聞社(茨城)
2014/06/10

【茨城】土浦市の水郷プール改築7月にも公告

 土浦市スポーツ振興課は、霞ヶ浦総合運動公園(土浦市大岩田601)内にある水郷プールを改築する。現在進めている積算が完了次第、7月にも3件分離(建築主体・電気設備・機械設備)で一般競争入札を公告する。9月の市議会で承認を受け着工、2016年7月の供用開始を目指す。本年度当初予算では、2カ年継続費(14・15年度)に21億3294万7000円を設定した。
 水郷プールは、ちびっこプール・多目的プール・1周300mの流水プールなどを有する施設で、1979年開業。東日本大震災で被災後は休業が続いている。部分的な修復も検討したが、供用後30年以上が経過しており、施設自体の老朽化も著しいため、既存施設の解体、跡地へ新プールを整備する。
 工事関係では、昨年度に霞ヶ浦総合公園内の電気設備切り回し工事を吉原電機工業梶i土浦市)で、排水設備の切り回し工事を潟eックワン(土浦市)で実施。また既存施設を山本解体工業梶i古河市)で解体した。
 基本・実施設計は、セントラルコンサルタント活城営業所(つくば竹園)が昨年度内に策定。
 プールの施設メニューは基本的に既存と変わらないが、利用者の減少などプールの現状を加味し、規模を縮小。敷地面積に変更は無いが、プールサイドを広く確保し、水面積は既存の7割程度とする。
 具体的には、流水プール(L270・5m、幅6m)や多目的プール(25m×8コース)、ちびっ子プール(376u)を用意。スライダーは、直線型とチューブ型を設置。直線型は延長31・8mを3レーン、チューブ型は延長80mと延長50mを1レーンずつ配する。
 このほか、管理棟(S造2階建て、延べ床面積898・53u)を建設するほか、シェルターなどを設置する。
 現在は、実施設計を基に内部で積算を進めており、これが完了次第、工事を一般競争入札で発注する。発注方法は建築・電気・機械の3件分離を予定。建築工事にはプール本体工事のほか、管理棟の建築、造成工事、外構工事なども含まれる。
 7月にも一般競争入札を公告し、9月市議会の承認を受け着工、工期は18カ月を見込んでおり、16年夏の供用開始を目指す。
 本年度当初予算では、本年度と来年度の2カ年継続費に21億3294万7000円を設定。年度割りは、14年度が3億9119万2000円、15年度が17億4175万5000円。