松戸市は9日、市立新病院建設事業設計・施工一括発注の公募型プロポーザルについて、再公募の公告を行う。昨年10月の公募が、参加表明者の辞退で中断されたことによるもの。参加資格要件を緩和し、上限価格を設定せずに提案を求め、価格の妥当性を検証したうえで予算を組み、契約を締結する。6月25日から同30日まで参加表明を受け付け、7月11日の参加資格確認結果の通知に併せて技術提案書の提出を要請。8月26日から同29日まで技術提案書を受け付け、9月15日のプレゼンテーションを経て同19日に優先交渉権者を決定する予定。
参加資格要件に関しては、前回のプロポーザルで経営事項審査評定値を1700点以上、病院の施工実績を3万uまたは400床以上、免震の施工実績を3万u以上としていたが、経営事項審査評定値については1500点以上、病院の施工実績については2万uまたは250床以上、免震の施工実績については2万u以上にそれぞれ引き下げる。
また、資材・労務単価の高騰などで工事費の実勢価格を把握するのが難しいとして、上限価格を設定せず、提案者に対して実勢価格に見合う価格の提案を求め、提案価格の妥当性を検証したうえで市議会に補正予算案を提出し、予算化する。補正予算案の審議は、手続きが順調に進んだ場合で9月定例会もしくは10月の臨時議会となる見通し。