建通新聞社
2014/06/06
【大阪】メガソーラー事業者公募へ入札公告 大阪府
大阪府は、中央、高槻、渚の三つの水みらいセンターに大規模な太陽光発電システム(メガソーラー)をリース方式で設置するため、事業者の公募を委託役務の一般競争入札により開始した。WTO適用案件として、入札参加申請を7月22日まで受け付ける。入札書の提出は9月8〜9日で、翌10日に開札。また、7月上旬には、大井と狭山の水みらいセンター分を公告する。水みらいセンターを利用したメガソーラー設置事業はこれで最終となる。
入札参加資格はいずれも、単体または複数の企業で構成するグループ。電気工事で経営事項審査の総合評定値が950点以上、50`h以上の太陽光発電設備の設置実績などを要件としている。
同事業は、国の電力固定価格買取制度に基づくもので、水みらいセンター構内に事業者が太陽光パネルを設置し、売電によりリース費用などを賄うもの。
事業規模は、▽中央(茨木市宮島3ノ1ノ1)予定出力2㍋h、事業用地3f▽高槻(高槻市番田2ノ1ノ1)予定出力1㍋h、事業用地1・2f▽渚(枚方市渚内野4ノ10ノ1)予定出力1・5㍋h、事業用地2・5f−を想定。9月中旬に事業者を決定し、2015年9月の発電開始を目指す。
事業期間は20年間を設定。平常時は全発電量を売電し、災害時には下水処理場の機能確保のために非常電源として活用する。
府はこれまでに南部で発電を開始。北部と中部で今夏の発電開始を目指し、パネルの設置が進められている。