文部科学省は、2014年度公立学校施設の耐震改修状況調査(14年4月1日現在)の結果を公表した。それによると、本県の小中学校の耐震化率は87・8%で、前年度から6・1ポイント上昇したが、全国平均の92・5%を下回り、全国での順位も36位と依然低迷している。小中学校以外では、高等学校が86・0%(全国平均90・0%)、幼稚園が88・2%(同83・6%)、特別支援学校が98・5%(同96・5%)。幼稚園と特別支援学校は全国平均を上回った。
県内54市町村1組合のうち小中学校で100%を達成しているのは、成田市、流山市、鎌ケ谷市、富津市、印西市、山武市、香取郡神崎町、印旛郡酒々井町など6市14町で、昨年度の4市11町から5市町増加した。政令市の千葉市は91・6%、中核市の船橋市と柏市はそれぞれ74・8%、90・5%となった。